カードローンごとに金利が違う理由
カードローンは、どうして会社によって金利が違うのでしょうか?カードローンの金利が決まる仕組みについて解説します。仕組みが分かれば、カードローンの比較検討の参考にもなるのです。
カードローンが会社ごとに金利が違うのには、大きく分けて3つの理由があります。
1.調達コストによって金利が変わる
銀行や消費者金融も、すべては誰かからお金を借りて、それを利息をつけて貸し、その差額が利益となるビジネスモデルです。カードローンやキャッシングは、貸す方のサービスで、調達するサービスに預金があります。
銀行の場合は、預金は一般の消費者から、年0.01%のような金利で調達することができるため、貸す方のカードローンは金利が低く設定できます。年率0.01%というような普通預金で借りて、年率10%以上の金利で貸すので銀行は儲かるのです。
消費者金融・ノンバンクの場合は、調達するのは銀行です。銀行からの借り入れになるため銀行に比べて調達コストが高くなるのです。その差が銀行カードローンと消費者金融カードローンの金利の差にもなってきているのです。
2.審査ノウハウによって金利が変わる
審査ノウハウというのは、債務不履行(デフォルト)になる割合を下げるためのものです。審査ノウハウが優れている銀行と審査ノウハウに劣っている銀行があれば、前者の方が高い金利で貸してもリスクがヘッジできるということになるのです。
また、審査の基準を高く設定すれば、債務不履行になる人の割合は下がるので、金利は下げられますし、審査の基準を低く設定すれば、債務不履行になる人の割合が上がるので、金利は高く設定するしかないのです。
つまり、銀行カードローンのように審査が厳しいところは金利が低く、消費者金融カードローンのように審査のハードルが低いところは金利が高くなるのです。
3.企業のコストによって金利が変わる
ネット銀行やネットを中心として展開をしているノンバンク系は、金利が低く設定されています。大手都市銀行のように、全国の駅前に店舗を構え、何万人という従業員を抱える必要がある銀行と比べて、ネット銀行であれば、店舗は一部だけでよく、企業の運営コストが極端に低いのです。コストが低ければ売上は少なくても利益が出るため、ネット系の企業の方がカードローンの金利も下げられるのです。
以上がカードローンやキャッシングの金利が決まる3つの理由です。金利が決まる仕組を理解することで、じぶんに合ったカードローンを選ぶことができるでしょう。
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