りそな銀行のカードローンは、上限金利が業界で一番低金利!?その理由とは
りそな銀行のカードローンの金利は上限金利が消費者金融カードローンはもちろん、ネット銀行カードローン、メガバンクのカードローンを含めても、業界で一番と言っていいほど、上限金利が低く設定されています。
これはなぜなのでしょうか?また、デメリットはないのでしょうか?
りそな銀行のカードローン金利は変動金利
「変動金利」「固定金利」というものは、住宅ローンなどを利用したことがある方は馴染みがある言葉かもしれませんが、知らない方がほとんどだと思います。
変動金利とは
日銀が民間銀行へ融資する政策金利に応じて、年2回金利の見直しが行われ、金利が上下に変動する形の金利タイプのことを言います。
日銀は「銀行の銀行」と呼ばれていて日銀が民間の銀行へお金を融資する形をとっているのですが、このときの金利を政策金利と呼びます。政策金利は2015年現在のような不況時には0.1%前後の低金利で銀行に融資されるのですが、景気が良くなると逆に金利を引き上げて景気が過度にすすみすぎないようにブレーキをかけるのです。
端的に言えば変動金利というのは
- 景気が悪いときは → 他のカードローンよりも低金利に
- 景気が良いときは → 他のカードローンよりも高金利に
なる特徴を持っているのです。2015年現在では株価などアベノミクスによって不況脱出の光は見えてきているものの、まだ不況下にあるため、政策金利も0.1%と低く、結果変動金利を採用しているりそな銀行カードローンは業界トップクラスの上限金利の低さを誇る結果となっているのです。
固定金利とは
借入から返済までずーっと同じ金利が適用される金利タイプのことを言います。ほとんどのカードローンはこの固定金利を採用しています。
変動金利のデメリットは、借りている最中に金利が上がってしまうこと
固定金利であれば、借りてから完済するまでの間に金利が上がることはありません。当然、下がることもありません。借入時の金利がずーっと続くのです。
一方、変動金利の場合は年に2回(4月と10月)に金利が政策金利や短期プライムレートと呼ばれる指標に応じて見直しが行われ変動することになります。
不況時に年率12%でカードローンを利用していた方でも、景気が急に好転したら、年率14%に上がってしまうということが起こるのです。年率12%が適用されているときと比較して年率14%に引き上がれば利息も増えることになります。
これが変動金利のカードローンの最大のデメリットと言えます。
変動金利のメリットは、不況の状況かでは固定金利のカードローンよりも金利が低金利であること
2015年1月現在の主要なカードローンの上限金利ですが
メガバンク
- みずほ銀行カードローン:年 14.0%
※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。- 三菱UFJ銀行カードローン:14.6%
※バンクイックは現在の下限金利は1.8%ネット銀行
- 楽天銀行スーパーローン:14.5%
- イオン銀行カードローン:13.8%
消費者金融
- プロミスカードローン:17.8%
- アコムカードローン:18.0%
です。
- りそな銀行カードローン:12.475%
と比較すると、編集部が確認している全国展開している主要なカードローンの中では、上限金利が一番低金利に設定されているのです。
不況下では金利水準が低くなることが大きなメリットと言えるでしょう。
変動金利のりそな銀行カードローンがおすすめの方
比較的短期間での完済を目指す方
不況時には上限金利が比較的低金利で、年に2回の見直ししかないため、半年以内に返済する方であれば金利が上昇することはないのです。さらにいくら急激に好景気になったとしても、金利がそれほど極端に変動することはなく、年々徐々に上がっていくというのが予測されるため、半年から1年以内に完済する方であれば変動金利のデメリットの影響はほとんどなく、金利が低金利というメリットだけを享受することができるのです。
まとめ
変動金利のカードローンは、金利が景気に応じて上昇するリスクがあるものの、不況下では金利が業界トップクラスの低さになるカードローンです。
銀行カードローンで変動金利を採用しているところは少なく、全国展開している大手であればりそな銀行カードローンぐらいと言っていいでしょう。
半年から1年以内に完済する方には低金利のメリットだけを享受できるおすすめのカードローンと言えます。
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