カードローンにボーナス払いはない
クレジットカードであれば、キャッシングでもショッピング利用でも、夏と冬のボーナス月に返済する「ボーナス払い」があります。また、住宅ローンでも最近は少なくなっているとはいえボーナス月に多めに返済する「ボーナス払い」があります。では、カードローンには「ボーナス払い」はあるのでしょうか?
カードローンにはボーナス払いはない
カードローンには、なぜか「ボーナス払い」という概念がありません。
これは推測の域をでないのですが
カードローンはもともと消費者金融のキャッシングであり、消費者金融としては「長く借りてもらうこと」が利益を出せる方法として考えられていたのです。
これは今でも大きくは変わりませんが、カードローン会社は
貸し倒れにはならないで、できるだけ長く借りてほしい。
というのが本音なのです。そのため、毎月○日返済よりも、返済期間がながい35日返済という古くからの慣習を残している大手消費者金融のカードローンもあるぐらいなのです。
「ボーナス返済」をはじめからカードローンサービスに組み込んでしまうと、元本の返済が早まってしまうため、返済方法として採用されなかったのではないかと考えられるのです。
また、クレジットカードのように銀行から自動的に引き落とされる場合は、ボーナス月に多めに返済することをあらかじめ設定しておく必要がありますが、カードローンの場合は引き落としではないため、多く返済したいのであれば多く返済してくれればいいという理由もあるのではないでしょうか。
ボーナス返済をするためには
とはいえ、利用者からすると「ボーナス月に多く返済して元本を減らしておきたい」と考える方も多いでしょうし。
実際に、元本を早めに減らせればそれだけ総返済額は引き下げられることになります。
では、サービスとしてボーナス返済を用意していないカードローンの場合には、ボーナス時に多めに返済する場合にはどうすれば良いのでしょうか?
これは簡単です。
返済額をいつもの月よりも、多めに返済するだけです。
カードローンの場合は、コンビにでも、銀行振込みでも、ネットバンキングでも、あらゆる方法での返済方法が用意されています。
そのため、毎月1万円返済していたのであれば、ボーナス月は2万円返済するなど、多く返済すればそれは「ボーナス払い」と同じものと言えるのです。
ボーナス返済にこだわる必要はない
バブル時代の日本の企業であれば、ボーナスが出るのは当たり前という給与体系がほとんどでしたが、今ではボーナスがでる会社も年々減っていますし、外資系のような年俸制の企業も増えてきています。
そのため、現代ではとくに「ボーナスが出たから多めに返済する」ということにこだわる必要はないと言えます。
「多めに返済して元本を減らす」こと自体は早期完済のためには良いことなので、「余裕がある月に多めに返済する」ことを心がければ良いのです。
「カードローンにはボーナス払いがないから、いつもと同じ返済額」と考えるのではなく、ボーナス月に余裕があるのであれば、その分多めに返済して元本を減らすことを心がけましょう。
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