増額と返済で返済額を軽減する
カードローンの返済の手法のひとつに「コンソリテーション(コンソリ)」というものがあります。コンソリとは「一本化」を意味するもので、上手に利用すれば返済額を軽減することが可能です。
カードローンのコンソリの方法
複数のカードローンでの借入がある方が対象です。
- 金利12.0%の銀行カードローン「A社」 50万円
- 金利15.0%の消費者金融カードローン「B社」 40万円
- 金利16.0%の消費者金融カードローン「C社」 30万円
と合計120万円の借り入れがあった場合
1.金利12.0%の銀行カードローン「A社」へ増額依頼 50万円 → 80万円
まずは一番金利の低いカードローンに増額の依頼をします。この時忘れてはならないのは、半年間追加の借り入れをせずに着実に返済していないと増額の審査が通らない可能性があることと増額依頼のときに「借り換え目的」であることをきちんと伝えることです。借り換え目的と言っておかないと全体の総借入額が増えることになってしまうため、増額審査が通らない可能性が高くなってしまうからです。
2.銀行カードローン「A社」の増額分30万円で金利16.0%の消費者金融カードローン「C社」を完済
増額の審査に成功したら、増額分で一番金利高いカードローンを完済して、解約します。
単純に言えば、これだけです。
これをコンソリと言い、結果的に
- 金利12.0%の銀行カードローン「A社」 50万円
- 金利15.0%の消費者金融カードローン「B社」 40万円
- 金利16.0%の消費者金融カードローン「C社」 30万円
↓
- 金利12.0%の銀行カードローン「A社」 80万円
- 金利15.0%の消費者金融カードローン「B社」 40万円
こうなったことになります。
借入件数は3件から2件に減り、金利の低い金利12.0%の銀行カードローン「A社」の借り入れに30万が移動したことになるため、返済額も当然減少します。
もう一度、この方法を繰り返せば
- 金利12.0%の銀行カードローン「A社」 80万円
- 金利15.0%の消費者金融カードローン「B社」 40万円
↓
- 金利12.0%の銀行カードローン「A社」 120万円
こうすることも可能です。さらに、銀行カードローンの場合は、100万円を超えると金利がさらに低金利になることが多いため、そこでも返済額を減少させられる可能性があります。同時に他社借入件数が1件まで減れば、信用情報も良くなり、新たなカードローン審査でも通る可能性が高くなるのです。
注意点としては
増額の審査が通らない可能性もあることと、借り入れのうち1社は銀行カードローンがあるとコンソリに便利なのです。総量規制にもひっかからずに借入額に応じて低金利になっているからです。
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