カードローンの元金が減らない場合の対策

カードローンの元金が減らない場合の対策

「カードローンの元金が返済しても、返済しても減らないんだけど・・・どうしたらいいの?」というご相談を受けることが少なくありません。これは一体どうしてなのでしょうか?また、どうやって対処すれば良いのでしょうか?

最低返済額のみの返済を続けていたら、元本は減らない

カードローンというのは残高リボルビング方式という返済方式を採用しているところがほとんどです。

金利18.0%の場合

10万円の借入残高の場合 最低返済額は3,000円
20万円の借入残高の場合 最低返済額は6,000円
・・・

といように借入残高に合わせて最低返済額が変わってくる返済方式なのです。

「金利18.0%なのに、10万円借りても毎月の返済は3千円でいいなんて、結構返済は楽だな。」

と思う方も多いと思いますが、ここが元金が減らない理由なのです。

仮に10万円の借入の場合の1か月の金利は年率18.0の12分の1なので1.5%です。10万円のうち毎月の利息というのは1500円という計算になるのです。

返済額が3000円なので、利息を除いた1500円が元金の返済に充てられるのです。10万円借りても、毎月の元金の返済が1500円なのですから、なかなか10万円を返済し終わらないのも当然と言えます。

10万円の借入残高の場合 最低返済額は3,000円

で計算すると、完済までにかかる期間は51回、つまり4年と3か月かかってしまうのです。たった10万円の借入でも、最低返済額だけを返済していたら4年以上も完済までに時間がかかってしまうのです。

当然、最低返済額が低いということは利用者にとってのメリットでもありますが、借入期間がながくなるというデメリットもあるのです。

カードローン会社は利息収入で成り立っているため、このように最低返済額を少なくしてその分長く借入(返済)してもらった方がありがたいのです。そのために残高リボルビング方式という返済方式を採用しているのです。

元金を減らすには、毎月の返済額を最低返済額よりも大きくするしかない

元金を早いペースで減らしたい場合には、毎月の返済額を増やすしかありません。

金利18.0% 10万円の借入をした場合には

毎月の返済額3,000円の場合、51回(4年3か月)で完済する計算ですが、毎月の返済額を上げていくとこうなります。

  • 毎月の返済額4,000円の場合、33回(2年9か月)で完済
  • 毎月の返済額5,000円の場合、25回(2年1か月)で完済
  • 毎月の返済額6,000円の場合、20回(1年8か月)で完済
  • 毎月の返済額11,000円の場合、10回(10か月)で完済

ここでポイントなのは、毎月の返済額を1000円増やしただけでも、1年4か月も完済までの期間が短縮できるということなのです。

上記の例のように毎月11,000円返済すれば10か月で完済しますが、さすがに最低返済額3,000円の約4倍の返済は厳しいという方も多いと思いますが、たった1000円返済額を積み上げるだけでも完済までの期間は1年以上も短縮できるのです。

「元金がなかなか減らない」と悩んでいる方は

1000円、2000円でも良いから毎月の返済額を最低返済額よりも大きく返済することが重要なのです。

もちろん、毎月の最低返済額が低いことでカードローンを選んだ方は、毎月の返済額が大きいカードローンを選ぶことによって、なかば強制的に完済までの期間を短くすることも可能です。

この場合は、金利が低くて、毎月の最低返済額が大きく設定されている銀行カードローンが良いでしょう。

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