銀行カードローンと消費者金融カードローンの徹底比較
銀行カードローンと消費者金融カードローンはどちらがどう違うのでしょうか?ここではお互いのメリットデメリットを徹底比較します。
30万円未満の借入時の金利を比較
銀行カードローン
- みずほ銀行カードローン 14.0%
消費者金融カードローン ※貸付金利平均2013年1月~3月データ
- アコムカードローン 4.7%~18.0% 貸付金利平均 16.17%
- アイフルカードローン 5.5%~18.0% 貸付金利平均 15.00%
- プロミスカードローン 4.5%~17.8% 貸付金利平均 16.21%
やはり、金利に関しては、銀行カードローンの方が低くなっています。特徴として銀行カードローンは借入額に応じて金利が細かく設定されていますが、消費者金融カードローンの場合は、借入額に連動した金利設定を公開していないのです。そのため、平均の約定金利で見てみると15%~16%となっています。銀行カードローンの方は上限金利を見ても14.0%となっています。銀行カードローンは約定金利平均は公開されていませんが平均値は上限金利よりもさらに低くなることが想定され12.0%前後と想定できます。
つまり、銀行カードローンの方が3%~4%低い金利で借り入れができる可能性が高いと言えるのです。
金利の低さだけで選ぶのであれば間違えなく銀行カードローンに軍配が上がると言えるでしょう。
審査の難易度で比較
- 銀行カードローン 審査通過率は不明
- 消費者金融カードローン 審査通過率は35%~45%
消費者金融カードローンの場合の審査通過率は約4割ほどです。実際には審査は通ったけど契約にいたらなかった人も含まれるため、約半分ぐらいの割合で審査が通っていると考えて良いでしょう。銀行カードローンの場合は、審査通過率は後悔されていないためわかりません。しかし、金利が低いということは貸し倒れの許容率も低くなるということなので消費者金融カードローンよりも審査は厳しいことが当然予測できます。
さらに銀行カードローンの場合は、銀行と保証会社の2社の審査が必要になるのです。保証会社として入っているの消費者金融であることから、審査基準が同じとすれば金利が低い分銀行カードローンは消費者金融よりも審査が甘くなることはありえないのです。
審査の通りやすさでいえば、銀行カードローンよりも消費者金融カードローンと言えるでしょう。
融資までのスピードで比較
- 銀行カードローン 平均して3営業日前後
- 消費者金融カードローン 午前中申し込みで当日融資
カードローンの場合は、どこもかしこも「最短即日融資」と表記しているため、なかなか比較しにくいというのが実情ですが、当然「最短」というのは何も約束していないのと同じことなので参考にはなりません。現実的には銀行カードローンは2~3営業日前後、消費者金融は、午前中に申し込めば当日に融資可能というのがだいたいのベースと言えるでしょう。これは審査にかかる時間の差が顕著にあることが要因なのですが、消費者金融は最短30分なので遅くても申込みから4時間ぐらいで審査結果が出るのです。一方、銀行の場合は、営業時間の縛りがあったり、銀行から保証会社へ情報を提供して保証会社でも審査をしなければならない2重の審査があることなどから、早くても1営業日ほど審査にかかってしまうのです。
融資までのスピードでいえば断然消費者金融カードローンの方が早いと言えます。しかし、最近ではみずほ銀行カードローンのように申し込みから最短30分で審査と消費者金融並のスピードを売りにしている銀行も増えてきているので、選択肢は増えたと言っていいでしょう。
柔軟対応で比較
- 銀行カードローン 厳しい
- 消費者金融カードローン 返済や増額などの相談に柔軟にのってくれる
銀行はカードローンの返済が止まっても、保証会社である消費者金融に債権を回して代位弁済(代わりに払ってもらう)ができれば損をすることはないのです。
しかし、消費者金融の場合は、返済してもらえなかったら、そのまま自社の利益がマイナスになることを意味します。つまり、消費者金融は相談にのったり、返済条件の見直しに協力してでも、なんとか返済を続けてもらわないと損をしてしまうのです。
ここが大きな対応の差になって現れてきます。当然、返済し続けてもらう必要がある消費者金融では、顧客の状況に柔軟に対応しながら返済に協力的です。銀行カードローンの場合は事務的な処理になってしまいます。「意外と親切なのは消費者金融だった。」という口コミが多いのもこういう背景があるからなのです。
対応の親切さ、返済に関する相談、柔軟な対応で選ぶなら消費者金融カードローンと言えます。
限度額で比較
- 銀行カードローン 100万円~200万円までなら借りられる可能性が高い。最大1000万円
- 消費者金融カードローン 30万円~50万円までなら借りられる可能性が高い。最大500万円
大きな金額を借りるのであれば、やはり銀行カードローンに軍配が上がります。銀行カードローンの場合は、限度額が最高1000万円と高額なものもありますが、実際に借りられる可能性が高いのは100万円~200万円ぐらいと考えて良いでしょう。銀行カードローンは、総量規制が適用されないこと、収入証明の提出が一定額までは必要ないこと、限度額が上がれば上限金利も下がることから、100万円以上の借入を検討しているのであれば、メリットが多いと言っていいでしょう。
消費者金融の場合は、50万円を超えると収入証明の提出が義務であったり、審査通過率は高いものの初回の貸付平均額が低かったりと、大口の借入にはあまり向いていないのです。大口の借入を検討しているのであれば、まずは銀行カードローン。審査に通らなかった場合には消費者金融カードローンという順番で検討すると良いでしょう。
正社員以外が利用するならどっち
- 銀行カードローン 専業主婦に融資できるのは銀行のみ
- 消費者金融カードローン アルバイト、パート、65歳以上に強み
総量規制の兼ね合いがあるため、専業主婦であれば銀行カードローンを選ぶしかありません。
逆にバイトやパート、65歳を超えた方などは消費者金融でないと融資ができないケースがあるため、消費者金融カードローンを選ぶべきです。
銀行カードローンと消費者金融カードローンのどちらが良いか?ということではなく、利用する方の状況や目的によって、利用すべきカードローンは変わってくるということなのです。
メリット・デメリットを把握して自分の状況に合ったカードローンを選ぶことをおすすめします。
コメントを残す