カードローン返済額の計算方法
カードローンやキャッシングを利用する際の返済額はどう計算すればいいのでしょうか?ここでは、カードローン・キャッシングの返済額の計算方法について解説します。
カードローンの金利は年率表示
カードローンの金利は、「年率」で表示されます。つまり、18%という金利のカードローンというのは、1年間で18%の利息がつくということになります。
では、1年間ピッタリ借りていない場合はどうなるのでしょうか?
日割り計算になります。
利息の計算式
- 借入残高 × 借入日数 × 金利 ÷ 365日
10万円借りて1ヶ月後に返済する場合の利息の合計は
- 10万円 × 30日 × 18% ÷ 365日 = 1,479円
50万円借りて6ヶ月後に返済する場合の利息の合計は
- 50万円 × 180日 × 18% ÷ 365日 = 44,384円
6ヶ月で返済する場合は、金利の半分がかかるので9%と考えてもほぼ間違えありません。
返済額の全総額を計算するのは、元本と利息を足せば完了です。
50万円借りて6ヶ月後に返済する場合の返済額の合計は、「50万円+44,384円」で544,384円ということになります。
ほとんどのカードローンは、残高スライドリボルビング方式の返済方法を採用
毎月返さなければいけない返済額はカードローンによって違います。
カードローンやキャッシングの場合は、返済方法は残高スライドリボルビング方式が主流になっています。
残高に対して一定の割合をかけて算出されるもので
例えば、
残高に3%をかけて切り上げた金額を毎月の最低返済額とするというような決め方があります。
- 10万円の借入残高の場合は、毎月の最低返済額は3,000円
- 20万円の借入残高の場合は、毎月の最低返済額は6,000円
- 20万円の借入残高の場合は、毎月の最低返済額は9,000円
という形で残っている借入残高に対して返済額が決まってきます。
10万円借りた場合は、2000円~5000円が毎月の最低返済額になっています。
当然、これは「最低」返済額なので、毎月これ以上に返済しても問題ありません。
この残高スライドリボルビング方式は
借入残高が減れば最低返済額が減る = 元本の返済額が減る
ということを意味するので注意が必要です。
一見、利用者からすると返済額を下げてくれるありがたい返済方法と思ってしまいがちなのですが、なかなか完済にならないような仕組みになっているのです。
これは、利息計算とは関連性のないものなので、混同しないように注意が必要です。
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