カードローンの金利に騙されるな
カードローンの金利はほとんどの場合、「○.○%~○.○%」という表記で金利の説明がされています。カードローンは借入枠や借入する人の信用度、年収など様々な角度から審査され、金利が決定するため適用される金利にも、かなり大きな幅ができてしまっているのです。一見、これは仕方ないように見えますが、ここにこそカードローンの金利に騙されないように注意する必要があるのです。
金利を目安にカードローンを比較検討する際に一番大切なのは、「自分の場合何%の金利が適用されるのか」という部分です。
例えば、2015年11月現在SMBCモビットの場合、実質年率は3.0%~18.0%と下限金利の3.0%はカードローンの中でかなり低い金利になっています。
しかし、10万円を借りようとした場合はほとんどの人が上限金利の18.0%が適用されてしまうのです
この18.0%という実質年率はカードローンやキャッシングの法律である利息制限法の中で一番高い金利になります。これ以上の金利は法律で禁止されているのでありません。
つまり、「下限の金利が一番安いカードローンにしよう。」と安易にカードローンに申し込んでしまうと、実は一番高い金利が適用されてしまったという事が起こるのです。
しかも、たちの悪いことに多くのカードローンでは「3.0%~18.0%」であっても
3.0%~18.0%
というように適用されることのほとんどない下限金利の「3.0%」ばかり大きく宣伝されてしまうのです。CMやチラシ、広告などでも、ほとんどこの下限金利がデカデカと掲載され、上限金利の「18.0%」は存在感のないように表示されてしまうのです。
家電量販店やマッサージなどのチラシで「3,000円~」となっていても、「3,000円」なのはほとんど人気のないプランや使えない商品で、必要なものはもっと高くなってしまうのとカードローンは同じなのです。
しかし、これではどのカードローンを選べば低金利で借りられるのか、全くわかりません。審査をしてもないことには、借りてみないことには、自分が金利何%で借りられるか?がわからないからです。
低金利のカードローンを選ぶ方法
1.上限の金利が低いカードローンを選ぶこと
表示されている上限金利が低ければ、それ以上になることはありません。つまり、少額の借り入れの場合は、上限金利の低いカードローンを選ぶのがひとつの方法です。上限金利が低いカードローンは銀行カードローンが中心になってくるため、審査が厳しくなってしまうデメリットもあるのですが、上限金利が低金利になっていれば、適用金利は抑えられるので、まずは上限金利が低金利のカードローンを比較すると良いでしょう。
2.消費者金融の過去の約定金利平均を比較する
当サイトでは、大手消費者金融の融資実績を集計しています。過去にどのくらいの金利で融資したのか?の平均値がわかれば「3.0%~18.0%」とほとんどの大手消費者金融で横並びの金利になっていても、実際適用される可能性が高い金利で比較することができるのです。
3.金利にこだわらずに目的にあったカードローンを選ぶこと
カードローンやキャッシングの金利だけで選ばないということです。もちろん、金利が低いことに越したことはありませんが、審査方法が体系化されている今は数%も違う融資利率になることというのはあまりありません。0.数%の差はありますが、それ以上に「当日融資してくれる」「家族にバレたくない」「審査のハードルが低い」「送料記載に引っかからない」「専業主婦でも借りることができる」「返済の手数料が0円である」「ポイントが貯まる」など別の目的でカードローンを選んだ方が結果的にお得になることも多いのです。
金利よりも、自分の目的に合ったカードローン選びを重視するという方法もあるのです。
まとめ
カードローンの場合は下限の金利はほとんど適用されることはないため、無視して構いません。
重要なのは上限金利と実際の適用金利であるととを覚えておきましょう。
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