おまとめローン
おまとめローンの情報を1ページにまとめました。このページを見ればおまとめローンの全貌がつかめます。また、口コミ情報から、質問にも回答しております。
1.おまとめローンとは
おまとめローンとは、銀行が多重債務者に低金利で融資を行っているローン商品のことを指します。また、「ローンのおまとめ」として複数の金融機関からの借り入れを一本化することによって金利を抑え、返済総額を抑えることができる方法という意味でも使われています。
おまとめローンの誕生の背景は、1990年代から多重債務者が急激に増加したことと、2000年代にかけての銀行業に対する規制緩和政策によって、大手銀行の合併が相次ぎ、中堅規模の銀行や後発の銀行は取扱商品に特色を出すことによって生き残りを目指した結果、いくつかの銀行が積極的に取り扱うようになったのがいわゆる「おまとめローン」である。
複数の金融機関に対してローン・借金がある債務者に対して、総額を一括返済する相当額を融資し、長期的に自行の顧客になってもらうことを意図した商品である。
銀行にとってもメリットがあり、「多重債務者の救済」という大義名分から取り組みやすく、また1件あたり30万~50万円が中心の個人ローン商品にあって、300万~500万円のまとまった資金を、年14%程度の金利で提供できる。
2.おまとめローンのメリット
おまとめローンで複数の貸金業者のローンをまとめると、月々の支払いが軽くなる事と、支払日が統一できるメリットもある。
- 金利が下がれば、総返済額が減少し返済負担が減る
- 返済期間を延長できれば、月々の返済負担額が減る
- 返済期日を1日に統一できれば、管理が簡単になる
- 自己破産を回避できる可能性がある
- おまとめローンの対象となる消費者ローンの金利が、利息制限法の上限を上回っていた場合は、お借り入れ先から過払い金が返還されるケースがある。
- 限度額の大きめのローンに申し込むと順調に返済を続けた場合、増枠や金利を下げる相談にのってくれるケースがある
3.おまとめローンのデメリット
おまとめローンは信販会社や消費者金融が保証会社となっているケースが少なくないので、延滞が続くと保証会社である消費者金融業者などが借り手に返済を求めることになる。また、月10万円を返済していた人が、おまとめローンに借り替えたことで返済額が月5万円になったとしても、空いた5万円の返済枠でまた別の金融機関からおカネを借りてしまい、結局借入総額が増えてしまうケースなどがある。
- 延滞が続けば保証会社から返済を求められる。
- 返済期間を延長することによって、総返済額が増える可能性がある。
- 借入枠が空いた時に、別の金融機関からつい借入しまう
- おまとめローンはカードローンと違って、新たな借入ができないものが多い
4.おまとめローンの審査
借金の総額を融資するということは、複数他社に分散していたリスクを一手に引き受けるということになるため、おまとめローンの審査は厳しいケースも多くあります。
主なおまとめローンの審査項目
他社借入件数
他社借入件数が4件以上の場合は、年収が高くても、審査通過が難しいケースがあります。審査が通過しなかった場合は、少なとも3社以内にまでは自力で借入先を減らす努力をしましょう。(クレジットカードのキャッシングも他社の借り入れに含まれてしまいます。)
他社借入額
年収の3分の1を超える借り入れがある場合も、高額所得者で、生活費以外に返済の余裕がある場合以外は審査に通らないケースがあります。ただし、おまとめローンの審査というのは、残りの借金の総額よりも、他社の借入れ件数の多さを重視します。
ローン全額の借換が条件
ローン全額の借換をすることを融資の条件としています。多くの他社借り入れがある人が、数社分の借り入れを隠して申し込みをすると、それは契約条項違反となります。
勤続年数
おまとめローンでなくても、ローンの審査に重視される項目として勤続年数があります。最低ラインとして、3ヶ月未満や6ヶ月未満はダメだと設定しているという金融会社が多いため、勤続年数が最低ラインをクリアしてから申し込むようにしましょう。
返済遅延がないこと
3ヶ月以上遅れる『延滞』記録(事故記録)がついていないこと
申し込みブラックでないこと
申込履歴が1ヶ月以内に連続で3社以上あると、申し込みブラックと判断され審査通貨が難しくなります。連続して申込のは個人信用情報を共有する業界系列内(銀行系、信販系、消費者金融系)で、多くとも3社までする必要があります。
4.おまとめローン審査通過のポイント
審査通過のポイント
・自宅・勤務先の住所と電話番号の記入ミスをしない事
・他社利用件数は正確に申告すること (クレジットカードのキャッシングを含めて借り入れを1社でも隠さないこと)
・年収を多めに申告しないこと
申告情報と、実際に確かめた情報が違うことが一番の審査落ちの要因になります。
・審査になかなか通らない方はボーナス等を利用して借り入れ件数を減らす事(完済・解約が必要です) 1件減らすだけで結構通るところが見つかります。1件減らして大手金融会社を狙う事
5.おまとめローン申し込みのポイント
借入の審査にあたっては、ほとんどの金融機関で採用されているのがオートスコアリングです。あなたの個人情報をパソコンに入力すると、あなたの信用力が数値化され、即座に融資の可否、貸付限度額が計算される仕組みです。
- 職業: 引退>専門職>事務職>営業職>サービス業
- 勤続年数: 長いほうがいい、最低ラインは6ヶ月
- 健康保険: 社会保険>国民保険
- 家族構成: 既婚>未婚>離婚
- 自宅: 持ち家>持ち家購入予定>賃借
金融会社が証拠を確認する項目は
- 「在籍確認(自宅・勤務先・携帯)」
- 「他社での借り入れ件数」
の2点のみのため、ここだけは正確な情報が必要になります。
6.おまとめローン申し込みの流れ
早ければ30分程度から即日で完了します。
1.申込み
本人確認書類の提出、申込書の記入
↓
2.受付
質疑応答による聴取・質問
↓
3.確認
借入意思の確認、信用情報機関の照会・登録への同意承諾、本人確認書類の確認、電話による勤務先などへの在籍確認
↓
4.審査
自社の与信システムによる審査、信用情報機関の活用、支店長(与信責任者)が与信限度額を最終決定
↓
5.契約
契約書の作成、契約書の内容説明、カード発行
↓
6.契約完了・融資
↓
7.他社の借入返済:お客様自身
7.おすすめのおまとめローン
CMでもおなじみの東京スター銀行のおまとめローン。ほとんどのおまとめローンは、カードローンやフリーローンの債務一本化をうたったもので、商品として明確に打ち出しているのは、東京スター銀行のおまとめローン以外にはあまり見受けられない。最大の魅力は、なんといっても実質金利1.2%~14.8%(保証料年1.2%)という圧倒的な低金利。また、融資額も最大1000万円と非常に高額の融資が可能。複数者からの借入が一本化できるため、返済日を毎月一回に統一すること、返済額が軽減される可能性があること、などメリットが大きい。
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