カードローンの個人信用情報の照会で審査されるポイント
カードローンでは、申込み情報の属性によるスコアリング審査の後に必ず個人信用情報の審査があります。では、個人信用情報の審査では、どのような項目がチェックされるのでしょうか?
個人信用情報とは?
個人信用情報とは、カードローンや他のローン、クレジットカードのキャッシングなどの情報を銀行、消費者金融、クレジットカード会社などの金融機関同士で共有している情報ネットワークのことを言います。
個人信用情報には、申込者の個人情報、申込み情報、利用情報、返済状況、返済事故の有無、などさまざまな借り入れに関する情報が掲載されており、信用情報機関に加盟している金融機関であれば、個人名を検索するだけですぐに調べることが可能になっているのです。
1.個人信用情報の審査「他社借入総額」
まずは、「他社借入総額が年収の3分の1を超えていないか?」つまり、総量規制の適用範囲内かどうかが審査されます。
当然、他社借入総額が年収の3分の1を超えている場合は審査に通りません。
銀行の場合は総量規制は対象外なのですが、実際には消費者金融よりも審査は厳しいので、同じように「他社借入総額が年収の3分の1を超えていないか?」を目安に審査はされているのです。
他社借入総額は限度額ではなく、実際の借入残高で計算されます。限度額に関しては個人信用場への掲載はないからです。
2.個人信用情報の審査「他社借入件数」
他社借入件数が多ければ多いほど、審査は通りにくくなります。
借入件数が6件を超えてくると、他社借入総額が年収の3分の1以内であっても、審査に通らないケースがほとんどです。
4件を超えてくると審査になかなか通りにくい状況になります。
なぜなら、他社借入総額が少ないのに他社借入件数が多いということは、1件当たりの借入額が少ないことを意味します。それだけ1社から借りられる信用が少ない方だと考えられてしまうのです。
3.個人信用情報の審査「返済状況・滞納状況」
個人信用情報には、直近2年間の返済履歴が掲載されています。
返済状況で返済遅延が多ければ、審査に通らないケースが出てきます。
さらに一番最近の返済日が表示されているため、最終の返済が何日遅れているかもわかるようになっているのです。
2、3日の返済遅延であれば審査に通る可能性も出てきますが、それ以上の場合は難しいと言っていいでしょう。
ここは借入額と返済遅延の日数によって決まってくるのです。
また、直近2年間の返済状況でも、期日通りに支払ったのか?遅延があったのか?遅延した場合に連絡があったのか?などが記号によって記載されています。そのため、直近2年で数回にわたる返済遅延がある場合などは審査に通らないケースが出てきてしまうのです。
4.個人信用情報の審査「返済事故」
個人信用情報には返済事故の有無が掲載されています。
返済事故というのは
- 任意整理や自己破産・個人再生などの債務整理をした事実
- 61日以上の返済遅延
- 保証会社の保証の実行
のことを言います。
簡単に言えば、債務整理をしているか?2か月以上の返済遅延があるか?ということです。
返済事故は「異動」という記号が掲載されるのですが、これがあった場合には99%カードローン審査には通らないのです。
まとめ
個人信用情報では、他社借入の状況と返済遅延・返済事故の有無が重要なチェックポイントになります。
今現在、カードローンなどのローンを借りている方も、このゆに返済の情報は残ってしまい将来の金融サービスの審査に影響を及ぼしてしまうため、「遅延なく返済する」という当たり前のことを心がける必要があるのです。
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