審査通過率・初回貸出額

審査通過率・初回貸出額

カードローン、キャッシングの利用状況をデータから見ておこう。ほかの人は一般的にどのくらいの確率で審査が通るのか、いくらぐらいが平均なのかは気になるところ。カードローン利用の参考にしよう。

新規契約率

大手消費者金融の新規申込者の契約率を見てみよう。各社とも「30~40%前後」といったところである。共通事項として総量規制の実施、グレーゾーン金利の撤廃、過払い金返還と消費者金融には痛い規制が増加し、10年前は「60~70%前後」あった新規契約率が半減している。

上記の図は、アコムの直近3年の新規契約率の推移であるが、今年に入って回復基調に有り、45%という高水準に上がってきているのがわかる。様々な理由があるだろうが、カードローンのCMが増加し、今までキャッシングに抵抗感があった未利用の人が申し込みをしはじめたのではないかと編集部は考えている。

とはいえ、数字だけで見ると、申込者の2人に1人は審査が通過しないのである。大手に限らず消費者金融全体が「だれにでもお金を貸さないところ」にシフトしてきている。これを消費者金融側から見ると「融資できないお客さんが増えた」という言い方で表現する。そして各社、この状況を異口同音に「当社の審査をクリアできない新規申込者の方が増えた」と捉えている。だが、この見解は正直判断に苦しむ部分もある。

景気情勢の悪化で、一般個々人の財政状況は芳しくない。まして、失業率の増加や雇用形態の激変で、継続的かつ安定的な収入確保が保障されていないという側面も多分にある。ただ、何も申込者すべてに起因している事象ではない。各社とも、新規契約時における審査基準を厳格にしたという側面も作用しているからだ。審査の厳格化は、グレーゾーン金利の撤廃と、貸倒(デフォルト)増加が主因となっていることはいうまでもない。

初回平均貸付額

消費者金融を利用する最たる目的は「融資を受けること」。しかし、申込者の意識はその前から「いくら貸してくれるか?」に飛んでいるはずだ。大手消費者金融における初回の平均貸付額を見てみよう。

アコムのデータによると2012年3月で14.8万円である。2000年のデータが15.7万円であることからすると、こちらは新規契約率とはうってかわってほとんど変わっていない。
 
つまり、金融各社は、グレーゾーン金利の撤廃に伴い、「一人に貸す金額を減らすのではなく」「貸す人を厳正に選ぶ」形に変わってきたということだろう。先ほど述べたように新規の未利用の方がカードローンのCMによって喚起されたことで、ライトユーザーが増えたという見方もできる。

ただ与信額を抑える傾向は強い。最初は低く抑えておいて、その取引経過を見てから徐々に引き上げるというパターンがはとんどだ。これはリスクヘッジという側面が強いが、そのほかに考えられることとして新規契約者に対する見極めが困難かつ複雑になってきている側面も作用している。

「お試し期間」なるものを設けざるえなくなってくる。いわゆる「様子見」で、その期間内はとてもじゃないが高額を融資するわけにはいかない。

性別

この業界、昔から「男性7:女性3」の構成比が続いている。男性は少しずつ経済力を失い、逆に女性はすこしずつそれを付けてきている現状から、近い将来「6‥4」を記録する日もそう遠い日のことではないのかもしれない。と思われていたが、実は最新のデータでも男女比は7:3のままであった。経済力からカードローン利用が伸びていたわけではないのかもしれない。

年齢

大手各社のメインターゲットは「20~30歳代」のため、2012年3月の直近のデータでも、20代以下が5割、30代2割、40代2割、50代以上が1割という結果になっている。


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